東工大が火事、毒ガスでキャンパス騒然
大学院生1人が病院に運ばれる

東工大が火事  14日午前10時半ごろ、横浜市緑区長津田町、東京工大すずかけ台キャンパスで、大学院5号館G5棟(地下1階地上9階建て)の地下1階実験室付近から出火、実験室や隣接の準備室、ベニヤなどの廃材を焼いた=写真

 地下1階にいた6人のうち、大学院1年柴崎健一さん(25)が煙を吸って病院に運ばれたが軽症。キャンパス内には煙が充満。地下1階には薬品類があるため、横浜市消防局は「有毒ガスが発生した可能性もある」と注意を呼び掛け、学生ら数十人が避難する騒ぎになった。

 緑署の調べや大学側の説明によると、学生らは13日から実験室にある炭化装置を使って燃焼実験をしていたらしい。同署などは、炭化装置付近から出火したとみて原因を調べている。

 現場は東急田園都市線すずかけ台駅の東約500メートル。

ZAKZAK 2002/08/14