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ニュースリリース

ウォシュレット発売から四半世紀
累計出荷台数 2000万台を突破しました!

〜1000万台突破からわずか7年で達成。温水洗浄便座の普及率は約6割に〜
2005年6月27日



TOTOは1917年(大正6年)の創業以来、『快適で豊かな水まわり空間を創造したい』という思いで商品づくりを行ってきました。ご不浄と呼ばれていた日本のトイレは、今では世界的に見ても最先端をいっています。日本のトイレ史の中でも、トイレの快適性の向上に最も寄与した商品と言えるのが「ウォシュレット」とTOTOは考えています。

「ウォシュレット」の発売は1980年(昭和55年)。発売からちょうど四半世紀が経ちました。おしりを洗う習慣がなかった日本人の生活スタイルを変え、今では温水洗浄便座市場全体で普及率は59.7%(グラフ2参照 )と2軒に1軒以上のお宅でご愛用いただいています。そして、
発売から25年目の今年6月に、「TOTOウォシュレットの出荷台数が累計2000万台を突破」(グラフ1参照)しました。 (※シートタイプ・一体形合計)

発売から18年後の1998年に1,000万台を突破し、最近では新規でご購入いただく方に加え、買い替える方の割合が増え、2000万台まではわずか7年で達成することができました(グラフ3参照)。
この25年ウォシュレットは進化し続けています。最新機種では、手を触れずにトイレの一連の動作が全て自動で行えるユニバーサルデザイン機能「便ふたオート開閉」「オート便器洗浄」を搭載しました。現在、1番人気の「アプリコットシリーズ」では、ご購入いただいた方の半数以上が「オート便器洗浄」機能が付いた機種をお選びいただいています。



ウォシュレット アプリコットシリーズ

今や、ウォシュレットは生活必需品として、住宅だけでなく、オフィスやホテル・病院など様々な施設でご使用いただいています。トップメーカーであるTOTOは、さらなるトイレの快適性を目指し、今後も「ウォシュレット」を進化させていきます。

グラフ1:ウォシュレットの出荷台数の推移
グラフ1:ウォシュレットの出荷台数の推移

グラフ2:温水洗浄便座出荷台数の市場普及率の推移(内閣府調べ)

グラフ2:温水洗浄便座出荷台数の市場普及率の推移

グラフ3:温水洗浄便座の出荷台数の推移と内訳
(出荷台数:リビングアメニティ協会調べ、内訳はTOTO推定)

グラフ3:温水洗浄便座の出荷台数の推移と内訳

2000万台突破までの経緯

■おしりを洗う文化が定着

「ウォシュレット」の原型「ウォシュエアシート」をアメリカから輸入販売したのが1964年。「ウォシュエアシート」は販売に苦戦しながらも「痔」を患っている方を中心に確実なニーズがありました。当時はもちろん、おしりを洗う習慣はなく、1980年の自社開発の「ウォシュレット」発売当初も、販売が伸び悩んでいました。しかし、「肛門科」「産婦人科」などの病院や、ゴルフ場でご体験いただいた方の口コミ効果に加え、戸川純さん出演の「おしりだって洗ってほしい」のCM効果で、機能の良さとともに認知が広がり、‘80年代後半に販売台数が顕著に伸びていきました。1987年に100万台、1998年に1000万台、そして2005年に2000万台を突破しました。
ここまで、ウォシュレットが普及した理由の一つに、日本人の清潔志向が挙げられますが、その他にも大きな要因が2つあります。一つ目は、下水道整備に伴い水洗化が進んだこと(グラフ4参照)。二つ目は洋式便器が普及したことです。洋式便器の本格的普及は、1959年に日本住宅公団(現在の住宅都市整備公団)で採用されたことがきっかけでした。TOTOの出荷で見ると、和式と洋式の出荷が逆転したのは1977年です。ウォシュレットの発売は1980年ですから、ちょうど日本のトイレの過渡期に「ウォシュレット」が登場しました。そして、現在では、便座を取り替えるだけのシートタイプに加え、ウォシュレットと便器を一体化したタイプも普及が進み、ウォシュレット全体の出荷の2割はウォシュレット一体形タイプになっています。


グラフ4:トイレの水洗化率  (総務省調べ)
グラフ4:トイレの水洗化率

■ウォシュレットはユニバーサルデザインの代表商品。「便ふたオート開閉・オート便器洗浄」機能でさらにユニバーサルデザイン度がアップ

「ウォシュレット」の前身「ウォシュエアシート」はアメリカの福祉用具でした。TOTOがより人間工学的な側面から自社開発して販売したのが「ウォシュレット」です。もともとは福祉用具だったものが、今では多くの方に愛用されているという面でユニバーサルデザインと言えます。ウォシュレット自体がユニバーサルデザイン商品ですが、「便ふたオート開閉」「オート便器洗浄」機能は、小さいお子様からお年寄りまで使いやすいため、両機能の登場によりユニバーサルデザイン度がさらに高まったと言えます。実際に、お客様からは「腰が痛いので便ふたが自動で開閉するのはとても便利」「流し忘れがなくなった」などの声を多数いただくなど、満足度の高い機能の一つとなりました。
便ふたオート開閉 オート便器洗浄

■海外でのウォシュレット販売状況

ウォシュレットは海外市場においても現在販売活動を行っています。「お尻を洗う」という新しいライフスタイルを海外市場に浸透させるために、マスメディアを活用したPR活動、病院やスポーツジムなどへのモニター設置などの認知活動を実施中です。2007年には、海外市場で約14万台の販売を目指しています。

グラフ5:海外市場でのウォシュレット販売状況
グラフ5:海外市場でのウォシュレット販売状況

■「ウォシュレット」の歴史(抜粋)

主な機能・事柄 写真
1964 アメリカンビデ社(米)の福祉用具「ウォシュエアシート」を輸入販売開始
1980 国産の「ウォシュレット」を販売。「Gシリーズ」「Sシリーズ」の2タイプで展開。
1982 戸川純さん出演の「おしりだって洗ってほしい」のCM放映。話題に。
1983 ビデ機能搭載
1987 ウォシュレット一体形便器「クィーン」登場。
累計出荷台数100万台突破
1988 脱臭・リモコン・節電タイマー機能搭載
1991 オフィス向けウォシュレット登場。その後、ホテル向けも発売
1992 マッサージ洗浄機能搭載 その後、ムーブ・やわらか洗浄など洗浄が多様化
1993 タンクレスのウォシュレット一体形便器「ネオレスト」登場。当時の洗浄水量を大洗浄が8L、小洗浄が6Lを実現(当時の一般便器は大小共に13Lだった)
1995 室内暖房機能搭載
1998 累計出荷台数1000万台突破
1999 ウォシュレットアプリコット発売
2000 ウォシュレット一体形便器に「便ふたオート開閉」「オート便器洗浄」機能を搭載
2002 「ネオレスト」に清掃性に配慮した「ふちなし形状」「トルネード洗浄」を搭載
2003 ウォシュレットに「便ふたオート開閉」「オート便器洗浄」機能を搭載
2005 ウォシュレット一体形便器「NEWネオレスト」発売。「香り」「音楽」機能を搭載。
2005/6 ウォシュレットの累計出荷台数2000万台突破




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