東播磨
11年ぶり、粟生線で快速復活へ 神戸電鉄
11年ぶりに粟生線で復活する快速電車=神戸市内 |
神戸電鉄は十九日、三月二十日から実施するダイヤ改正を発表した。年間十億円近い赤字が続く粟生(あお)線(鈴蘭台-粟生、二九・二キロ)の沿線住民が寄せた提案を基に、十一年ぶりに快速電車を復活。粟生駅(小野市)への到着時間を早め、JR加古川線への乗り換えにゆとりをもたせるなどして、乗客増につなげたい考えだ。(金井恒幸)
粟生線の快速は一九九八年三月に廃止された。今回は、平日の午前五時台の粟生発新開地行き準急一本を快速に変更するほか、夕方ラッシュ時に運行する新開地発の粟生や小野行きの急行、準急計五本を快速に変える。また、土日曜・祝日の午後六時台の新開地発小野行き準急一本が快速になる。
小野-新開地でみると、快速になれば準急と比べて約六分、急行と比べ約三分の時間が短縮され、五十六-五十七分程度で両駅を結ぶことになる。同社は「主に小野、三木などから神戸へ通勤する人向けに、少しでも往復の乗車時間が短縮できれば」とする。
また、平日の午前十時台-午後四時台の粟生駅到着からJR加古川線への乗り換え時間が平均で約二分しかないことに改善の要望があったことから、粟生駅着を現在より五分程度早める。
神戸、三木、小野市を結ぶ粟生線の乗客数はピーク時の半分まで減少。同社は昨夏、乗客増への提案を沿線住民に呼び掛けた。アイデアを基に今年一月から木津駅(神戸市西区)で駐車場を、二月からは樫山駅(小野市)で接続バスをそれぞれ試行している。
同社の担当者は「通学の学生さんらが乗り換えに余裕ができ、スムーズに帰宅できるようにしたい」と話している。
(2/20 11:03)
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