経済
阪神なんば線、近鉄車両長くて… 御影駅通過
急カーブ上にあり、ホームの長さも短い阪神御影駅。近鉄車両は、はみ出してしまう=東灘区御影本町4(撮影・岡本好太郎) |
二十日に開通する阪神なんば線(尼崎-近鉄難波)。阪神三宮から近鉄奈良まで快速急行が乗り換えなしで結ぶが、特急も停車する御影駅(東灘区)は通過する。ホームが短く急カーブ上にあり、乗り入れる近鉄の車両が阪神に比べて十メートル以上長く、はみ出してしまうためだ。駅前には阪神百貨店や商店街もあるだけに、地元には惜しむ声も出ている。(長沼隆之)
快速急行は三宮を出ると、魚崎、芦屋、西宮、甲子園、尼崎(一部は今津、武庫川にも停車)と停車、尼崎からなんば線に乗り入れていく。
御影駅は、一九二九(昭和四)年に周辺が高架化された際、現在の形になった。ホームが急カーブ上にあり、車両との間が広い場所があるほか、通過時も時速三十五キロに制限されている。
阪神の車両の長さは一両約十九メートル。乗り入れる近鉄は同約二十一メートルで、六両編成の快速急行は約十二メートルも長い。このため、快速急行が停車するほかの駅ではホームが延伸されたが、御影駅は構造上難しいといい、近鉄の車両はホームからはみ出してしまう。通過する際も近鉄の車両は接触する恐れがあり、ホームの一部を削り取った。
同駅前は、阪神百貨店も入る複合商業施設「御影クラッセ」が昨年三月に開業するなどにぎわいが増しつつある。阪神電鉄は「同じ特急停車駅の魚崎に比べて乗降客数が約三千人少ない」などを理由に挙げているが、止めたくても止められないのが実情のようだ。
阪神御影駅高架下の商店街「旨水(しすい)館」理事長の槙野紘男さん(65)は「阪神が手掛ける四十七階建ての超高層マンションも建設中で、活性化が期待されるだけに残念だ」と話している。
(3/18 10:39)
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