ずっと家族がほしかった 児童養護施設編
梅雨明けのころから児童養護施設に通い詰めた。にぎやかな集団生活の中で、時折見せるささくれだった言葉や振る舞いに何度も息をのんだ。大人の身勝手や社会の矛盾を背負わされた子どもたちの姿を伝えたい。そして家族について考えたい。
バックナンバー
- (読者の声)大人の役割愛情を注ぎ、寄り添う。子どもは社会の大切な宝物(2008/09/03)
- (11)取材を終えてあまりに冷たい法律と社会。その中で子どもたちは生きる(2008/08/27)
- (10)大人になるいくつも資格を取った 「人に頼らず生きていく」(2008/08/26)
- (9)ホーム実の親にはかなわないけど、離れても気持ちは通じ合う(2008/08/22)
- (8)ルーツ「怖かった」「会いたいなあ」 小さな胸に正と負の感情(2008/08/21)
- (7)深まるきずな「いつか施設で働きたい―」たくましい言葉がうれしい(2008/08/19)
- (6)ハードル「おまえの居場所はどこや」 園長の声は震えていた(2008/08/18)
- (5)再統合初詣での湊川神社で祈った「一緒に暮らせますように」(2008/08/16)
- (4)親子の糸壁に張った携帯の番号 いつかお父さんが迎えに来る(2008/08/15)
- (3)ある虐待それでも家に帰りたい。かなわぬ望み、体が悲鳴(2008/08/14)
- (2)ルール「願望」と「わがまま」。その狭間で子も職員も悩む(2008/08/13)
- (1)集団生活甘えたい、独占したい…。抑えた思いが時にあふれ出す(2008/08/12)