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神戸

絵本交換の「市場」好評、2号店も 長田 

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絵本こうかん市場で、絵本を選ぶ子どもら。いすがあり、読み聞かせもできる=長田区久保町5

 読まなくなった絵本と好きな絵本を交換できます-。神戸市長田区に子育てを支援するユニークな「絵本こうかん市場」ができ、評判を呼んでいる。購入でも貸し借りでもなく、例えば自宅から二冊持ってくれば、市場内の本棚から同じ冊数を持ち帰ることができる。長田区社会福祉協議会が神戸常盤大短大部や特定非営利活動法人(NPO法人)などと連携して進め、二号店も開設するなど活動の輪が広がっている。(中島摩子)

 一号店は昨年五月、長田区六番町八の「長田中央市場」内の空き店舗を使って開設された。当初は中古の絵本を買い、寄贈を募って、今では幼児から小学低学年向けの約七百冊がそろう。NPO法人「輝いけだ」が運営し、内装などは大学生が担当。社協によると、「良心に支えられ、冊数も微増」という。

 二号店は今月初め、JR新長田駅南の再開発ビル「アスタくにづか三番館」内にあるパンとカフェの店「ふらわあぽえむ」の一角にオープン。約二百六十冊がそろい、NPO法人「中央むつみ会」が運営する。

 同店では精神障害者の十五人が働いており、代表の坂井宗月さん(48)は「いろんな人が立ち寄る場所になり、障害者の活動も知ってもらえたら」と期待する。

 社協の担当者は「こうかん市場はまさにリユース(再利用)の場。商業施設内にある立地を生かし、多くの親子に利用してほしい」と、絵本の寄贈も受け付けている。

 ふらわあぽえむでは、開店記念として、二十二日まで灘区在住の絵本作家・つよしゆうこさんの作品展を開催中。二十二日午後二時から、読み聞かせやバルーンアートなどのイベントを開く。

 長田区以外の人も利用可。社協TEL078・574・2408

(2/19 09:58)


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