スポーツ
不況の嵐、兵庫にも ミキプルーンテニス部休部
テニスの日本リーグで3連覇し、黄金時代を迎えたミキプルーンが、突然の休部に追い込まれた。世界的な景気停滞により、国内の企業スポーツが相次いで活動停止を余儀なくされている中、ついに兵庫のスポーツ界にも影響が及んだ。
創部以来、選手、監督としてチームを支えてきた右近憲三監督は、国体で兵庫代表選手の指導にあたるなど、兵庫テニス界のレベル向上にも貢献してきた。現在は県テニス協会指導者育成委員会の委員長を務めている。
県協会の坂本達雄会長は「ミキプルーンにアマチュア選手がいたときは、国体に出てもらったりもした。兵庫にある企業チームが減るのは寂しい。いつか復活してほしい」と願っていた。(小川康介)
■3連覇直後に選手衝撃
ミキプルーンの選手たちは、日本リーグ3連覇に沸き立った22日のその夜、天国から地獄に突き落とされた。
昨年の全日本王者の添田豪をはじめ、同準優勝の20歳のホープ伊藤竜馬ら、日本を代表するプレーヤーがそろう。世界で戦うトップ選手にとって、転戦費などをまかなうのに企業のサポートが欠かせない。今回の日本リーグでも、メンバーは「自分たちにできるのは勝って結果を出すことだけ」と、テニス部存続を信じて懸命な戦いをみせていた。
右近憲三監督は「勝てば大丈夫だろうと、死にものぐるいで戦っていたが…。日本テニス界の財産ともいえる選手が育ってきたチーム。休部するのは悲しいとしかいいようがない」と沈痛な様子で話した。(永見将人)
(2/24 09:21)
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