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複数受精卵「もうやらない」…取り違え医師

 香川県立中央病院(高松市)の体外受精卵取り違え問題で、同病院の川田清弥医師(61)は27日、日本産科婦人科学会の会告(指針)に反して患者に3個の受精卵を移植していたことについて、一転して「もう絶対やりません」と記者会見で明言した。

 また、学会は同日、東京都内で川田医師から事情聴取し、現在は処分を考えていないことを明らかにした。

 学会は昨年4月、多胎妊娠を防ぐため、移植する受精卵は原則1個と会告で定めている。しかし川田医師は独断で、会告の通達後も3個の移植を患者23人に行い、うち2人は、取り違え問題で女性に人工中絶を行った昨年11月以降だった。

 学会の聴取後、川田医師は、複数の受精卵を移植し続けていた点について「頭の切り替えが遅かった」と釈明。同病院長が「今後は会告違反は絶対にさせない」と宣言したことを受け、中止する考えを語った。

2009年2月28日  読売新聞)
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