「貧困と失業をなくせ」団結　各地でメーデーの訴え

　１日午前、各地でメーデー集会が開かれた。全国労働組合総連合（全労連）は東京・代々木公園で第８０回中央メーデーを開き、解雇撤回を求めて闘っている期間従業員や派遣社員らも含め、約３万６千人（主催者発表）が参加した。大黒作治議長は「このメーデーを契機に貧困と失業をなくし、暮らしの向上と平和を求める闘いをいっそう発展させよう」と呼びかけた。

　また全国労働組合連絡協議会（全労協）も、「働く者の団結で生活と権利、平和と民主主義を守ろう」をスローガンに東京・日比谷公園で集会を開いた。

　一方、連合系の全国ユニオンは東京都内で「均等待遇メーデー」を開いた。日本マクドナルド本社（東京都新宿区）に正社員の長時間労働の抑制とパートやアルバイトの低賃金の改善を申し入れた。同日夕にはファストフード業界で働く労働者らによる「ファストフード・ユニオン」を結成する予定だ。