同曲は初代ネーネーズのリーダーで、沖縄を代表する女性アーティスト、古謝美佐子が、十分にかまってあげられなかった愛娘と、やがて生まれてくる孫へのプレゼントに作った曲。子供に対する愛情や優しさが満ちあふれた内容だ。

　夏川のコンサートには、２０〜３０代の妊婦や小さな子供連れの主婦が多いだけに、そんな歌詞が共感を集めているわけだが、やはり大きいのは夏川の透明感のある癒しの歌声。この曲を歌うと、小さな子供が会場でスヤスヤと眠ってしまうといい、妊婦の胎教音楽としてもピッタリなようだ。

　夏川自身も「この曲を聴いている時のお客さんはすごく優しい表情をしているんです。曲の持つ力だと思いました」と実感している。

　昨年３月発売のアルバム「南風」に初収録。コンサートでよく歌っており、当初の沖縄方言版から標準語で歌ったところ、「こんなにいい詞だったの？」と、全国的に反響は広がった。

　夏川は「この歌を歌う時はやさしい気持ちになれる。元気に子供が生まれてきて、スクスク育って欲しいという思いを込めて歌っています。この曲が広まって、子供への優しい思いとか、家族が幸せであってほしいという思いを感じてもらえれば」と話している。

　２２日にはアジアの子守唄を収めたミニアルバム「ファムレウタ〜子守唄〜」も発売する。

〔写真：新曲が妊婦の間で大人気の夏川りみ〕

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