但馬
蔵人と交流、大学生が酒造り体験 香美の香住鶴
指導を受けながら、酒母への櫂入れ作業を行う大学生=香住鶴 |
若者の酒離れを食い止めろ-。香美町香住区小原の香住鶴で、十九日から大学生二人が酒造り体験している。日程は十九日から三日間で、醸造工程を学ぶ。二人は「思ったより大変です」と汗をかきつつも、蔵人(くらびと)や社員らと交流を深めながら、作業に励んでいる。
酒造りの現場を見て、興味を持ってもらおうと、県酒造技術研究会が昨年度から始めた事業。香住鶴も昨年から大学生を受け入れており、本年度はこれまで、神戸市内の大学から五人が訪れた。
十九日から体験に来ているのは、神戸大農学部生物機能化学科三年の丸谷曜子さん(22)と中島晴香さん(21)。大学で酒造りを取り上げた授業を受けて興味を持ち、参加を決めたという。
早朝から米を洗ったり、蒸したり。櫂(かい)を使って酒母を混ぜる作業など力仕事も多いが、「実際に目で見て、酒造りの理解が深まった」と中島さん。丸谷さんも「すべてがとてもダイナミックな作業ですね」。作業後には、蔵人たちと食事を囲みながら、酒造りの話を交わす。
最終日には搾りたての酒を完成させるところまで体験するという。同社醸造部の松本幸也部長(37)は「興味を持ってもらい、こちらも若いアイデアを聞かせてもらえれば」と話している。(大盛周平)
(2/21 10:20)
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