但馬
馬頭琴は草原の調べ モンゴルの演奏家が公演 豊岡
心に響く音色に、子どもたちは真剣な表情で聞き入った=八条小学校 |
遊牧民の伝統音楽を楽しむ演奏会が十九日、豊岡市但東町の日本・モンゴル民族博物館と同市九日市下町の八条小学校などで開かれた。馬頭琴などの弦楽器で奏でる本場の音色に、子どもたちはすっかり魅了された様子で、静かに耳を澄ませていた。(大山伸一郎)
北海道を拠点に、モンゴルなど北方アジアとの文化交流に取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)「しゃがぁ」と同博物館が協力。来日中の馬頭琴奏者ヨンドン・ネルグイさん(58)と、カザフ民族楽器のドンブラ奏者、リヤス・クグルシンさん(51)が演奏した。
同小学校では、国語の授業でモンゴルの民話「スーホの白い馬」を学んでいる二年生への「出前授業」として開催。民族衣装に身を包んだ二人が登場し、モンゴルの草原や砂漠などの風景が映し出される中で演奏を始めると、五十五人の児童はうっとり。遊牧民の雄大な世界に引き込まれていた。
同じモンゴル国籍でも民族の違う二人は、それぞれの楽曲を数曲ずつ演奏した後、最後に合奏して美しいハーモニーを響かせた。その後、子どもたちは馬頭琴の演奏も体験。馬頭琴の弦を触らせてもらった細間咲月ちゃん(8つ)は「自分では低い音しか出なかったけど、ネルグイさんの音はとてもきれいだった」と気に入った様子だった。
二人は、二十日に府中小(同市日高町)で出前授業し、夕方にはたんたん温泉(同市但東町坂野)でミニコンサートを開く。また二十一日は同博物館で演奏を行う予定。TEL0796・56・1000
(2/20 10:35)
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