明菜 復活ショーでリベンジ宣言
|
|
復活コンサートでお尻ふりふり、ご機嫌の明菜
|
|
所属レコード会社が宙に浮いたままで動向が注目されていた歌手の中森明菜(34)が2年ぶりの全国ツアーを18日夜、東京・青山劇場でスタートさせた。新所属事務所「楽工房」での初仕事で、会場はファン1200人で満員。明菜は「100万枚売って(引退勧告した人たちを)見返してやりたい」とリベンジ宣言。心配するファンに「何とかしてくれる人がいるから大丈夫」と言い切り、近くレコード会社と契約することを強調した。
昨年所属していたレコード会社から引退勧告を受けるなど、持ち歌通りの“難破船”状態にあった明菜が、2年ぶりのツアー復帰でリベンジを誓った。
1998年6月以来の全国ツアーのタイトルは「中森明菜2000 21世紀への旅立ち」。新世紀の来年、無事にデビュー20周年を迎えられるかどうか、プライドと歌手生命をかけたステージに明菜は「宇多田ヒカルちゃんみたいに長者番付に載るのもどうかと思うけど、やっぱり(CDが)100万、200万と売れたい。いつか私も(引退勧告した人たちを)見返してやりたい!」と不死鳥宣言。
「今年は花粉症で大変だったけど、仕事がないからよかった」 「でも今さら、つんくさんに新曲を頼むのもねえ」など、自虐的ギャグも連発。テレビの音楽番組から「お呼びじゃない」と言われたことまで明かした。宙に浮いていたレコード会社についても「私のことを何とかしてくれる人がいるから大丈夫。中森明菜を捨てるところはないでしょ」と近く契約する意向を強調。昨春のファンクラブ主催公演のチケット未払い問題についても、ファンに「私がバカで本当に申し訳ありません」と深く頭を下げて謝罪した。
すべての問題について赤裸々に明かした明菜は「しゃべりすぎちゃった。ごめんなさい」と土下座までするハイテンション。約10年ぶりにツアーでの写真撮影を許可した取材陣に「カメラのみなさん!ナイスポーズ」とおどけて「お尻がプクッとして可愛いでしょ」とフリフリするなどセクシーポーズも披露。「ミ・アモーレ」など18曲を2時間半にわたって熱唱し、最後はファンが総立ちになる大盛況だった。
<難破船はNG>明菜はアンコールで純白のウエディングドレス姿を披露し「料理も洗濯も家事はすべてOKなの。きれいな衣装を着てたらお嫁さんに行きたくなっちゃった」とニッコリ。ただ、客席から「難破船」のリクエストがあった時には「歌いません。時期が時期だからね。暗くなるから、大嫌いなんです」とキッパリ。新事務所の西山哲也代表は「レコード会社とはまだ契約していない。でもツアーが終わる6月以降で、時間がたたないうちに新曲を出したい」と話した。
|